神奈川にもフクロウ類はいるんだよ
2010年 02月 11日
小学生のころに住んでいた家の裏手には山があったのですが、夜遅くにトイレに行くと「ホーホー」というフクロウ類の鳴声が聞こえてきたのです。
絵本の中でしかフクロウをみたことのない私は嬉しくて、翌日母にそのことを報告しました。
しかし母は「こんなところにフクロウはいないよ」、「きっと聞き間違えたんだよ」と取り合ってくれませんでした。
すごく悔しかったのですが、確かめるすべもなく、もしかしたらほんとに聞き間違えかもと思って過ごしてきました。
しかし、心のどこかでずっと引っかかるものがあり、最近野鳥にはまりだしてからフクロウ類は日本各地にいることが分かりました。
それを知った時は嬉しくて嬉しくて!
いつかは自分の目で見てみたいと夢を抱くようになりました。
可能性があるのは渡良瀬でみられる「コミミズク」と6月頃に現れる「アオバズク」です。
渡良瀬は雪が凄そうで、今の車では行けそうにありませんので、目指すは「アオバズク」です。
早く青葉のころにならないかと思いながら野鳥撮影していたのですが、先日宮ヶ瀬で出会った方に、子供のころのフクロウ話をすると、「トラフズク」というフクロウ目フクロウ科のミミズクがいる場所を教えて下さったのです。
しかも家から車で2~30分の場所です。
ものすごく、胸が高鳴り、今すぐにでも行きたいと思いましたがその日は遅くなってしまったので断念しました。
家に帰ってからもフクロウのことばかり考え、(トラフズクとは、模様が虎斑のようであり、耳のような羽角があるミミズクだそうです)週末までにはいなくなるかもしれないと怯えながら過ごし、ついには昨日「トラフズク」と出会えた夢まで見る始末・・・
これはいてもたってもいられなくなり、今日の朝、霧雨の中行ってきました。
もちろん早起きしても「ぽー」「いくら」の放鳥は忘れませんよ。
ぽーっとした日々(相方が書いているぽーといくらとの日々を綴ったブログです。よろしければ遊びに行っていただけると嬉しいです。)外部リンクにも貼り付けてみたのでそちらからでもいけます。
先日の宮ヶ瀬野鳥観察で2人とも足の疲れがとれず今日は家でWiiマリオでもやろうかと話していたのですが、私のわがままで今日も出発!!!
その場所に近づくにつれ、鼓動は高鳴り、もしかしたらもういないのではないか、嘘の情報だったかもと不安になりました(あまりのフクロウ見たさに疑心暗鬼に陥っておりました ふふふ)が、3人くらいの方が木の上を双眼鏡やらなんやら見上げてるではないか、このときの嬉しさったらないですね。
どうやらまだ、8~9羽ほど(そんなに?)いるみたいです。
葉っぱが生い茂る木の中に止まって寝ているので、全部確認は出来ませんでしたが、数匹は見ることができました。
写真を撮ろうとしても、枝や葉が邪魔でなかなかいい場所がありません。
先に来ていた2人はなんとか、葉の間から見える場所に三脚を立てて撮影しています。
三脚を持っていない私、相方もデジスコの置き場がなく、しかも肝心の双眼鏡も家に置いてきてしまい、ふたりでうろうろ・・・
すると一人の方が声をかけてくださり、自分の三脚とレンズに私の7D(カメラ本体)をつけて撮っていいよと、言ってくださりました。
その方のレンズは憧れの
EF500mm F4L IS USM(通称ゴーヨン) 質量:3,870g 980,000円です。
そんなレンズに私の7Dを付けてもいいだなんて、恐縮してしまいます。
遠慮していたのですが、せっかくのご厚意なので甘えることにしました。
その時の写真がこちら
EOS 7D+EF500mm F4L IS USM
トラフズク
う~ん、さすが単焦点レンズ、綺麗です。
さらに三脚使用のためブレもすくなく腕も疲れない!!
手持ちが好きですけど欲しくなりました。
続いて
ここからはいつもの機材、もちろん手持ち・・・
EOS 7D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
木の根元に場所を移しなんとか撮れる場所を発見、しかしほぼ真上にいるので腰がやられました。
このように枝や木が生い茂るところで寝ています。
片足をあげて足のお手入れ中です。
この写真を見る限り、猫そっくりです。ネコ科のトラのようにもみえます、かわいすぎます
そして、毛づくろいの後はお約束の欠伸です。
まだまだ眠そうです。
これは、ウンピした瞬間ですのでお食事中の方は失礼いたします。
お尻が丸見えです。
昼間ですのでほとんど動きません。目も開けることがすくないのですが、唯一その瞬間が!!
・・・失敗した~
露出設定大間違い!!!なんでこんな時に・・・ まっくろくろでした。
家に帰りなんとかPC上で補正したのですが、これが限度・・・
悔しすぎます 次こそは!!
続いてデジスコTSN-774+EXILIM FC150
今回はデジスコが置ける場所がなく、隣の木にも隠れるように一羽いたので無理やり撮ってみました。いる場所が肉眼ではほぼ見えず、苦労して相方が撮影。
羽角(耳のように見える特殊な羽毛)が立っています。
こちらは羽角が寝ていてリラックスタイム
さごにトラフズクの食事の痕跡
ネズミの上あごの骨だそうです。
生きるということは、動植物の命をいただいて生きていくのです。
それをしっかり考え感謝しなければいけないと改めて思うことが出来ました。
ネズミ君ありがとう。
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