昨日北海道から戻ってきました。
北海道の写真はまだ整理できていませんので、とりあえず長野での鳥見の話しです。
今回はすべて相方が撮った写真になります。
Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM
「カシラダカ」


「ホオジロ」

「カイツブリ」
シュタタタタ

雪


この日も朝6時から裏山へ行きイスカ探しです。
この日は、今までで一番鳥の出が悪く、また前日の夜に降った雪が林道を覆い隠します。
いつも行く池にも全然鳥がいません。
あきらめて帰ろうか迷ったのですが、最終日ですし、いままで行ったことないもう少し奥まで行ってみることにしました。
こんな真っ白な道を進みます。両脇には側溝があると思われ、注意が必要です。

白銀の世界を進むと、あちこちに赤松がありました。
誰もいませんので、車を止めながら一本一本じっくり探します。
しかし、お昼近くまで探すもまったくいる気配がありませんでした。
さすがにお腹がすいたので、いつもの池まで引き返そうとのろのろパティ子(愛車)を動かします。
ふと遠くにある松の木に鳥が飛んできたのが目に入りました。遠すぎて、双眼鏡で覗くも灰色っぽい鳥がいることしかわかりませんでした。
ヒヨドリかと思い、双眼鏡から目を離そうとしたときもう一羽飛んできたのです。
形はわかりませんが赤色の鳥でした。
この時の興奮は忘れられません。
助手席にいる相方に「イスカだ!!」と報告し、急いで車を降ります。
松までの距離は200メートル近くあったと思います。
カメラで写すも豆粒です。自然との相手ですのでこればかりはどうしようもありません。
しばらく眺めていると、どんどん集まってきます。
最終的には20羽以上の群れになっていました。
物音のしない雪山でイスカの鳴き声だけが響き渡ります。素晴らしい時間でした。
かれらは、松ぼっくりを1食べやすそうな枝に運んでから食べていました。
「イスカ」275種類目
遠すぎて大大大トリミングしました。
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4



隣の木に運んでから食べます。



しばらくすると少し近くの松にきてくれました。 それでも50メートル以上あったと思います。
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4




Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM


ちょっとずつ移動し遥か彼方に行ってしまいました。
ピントもずれずれですが、大満足の15分でした。
なんの情報もなく自分たちで鳥を探し、実際に出会えた時の感動は格別ですし、これこそ探鳥だなと改めて思いました。
引き続き、イスカを探すもみつかりません。そもそも当たり年だからといってイスカがこの山に飛来しているとは限りません。
そんな中、あまり鳥の数は多くありませんが出会った鳥達です。
「イカル」
十数羽の群れで行動していました。
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4

Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM

「ゴジュウカラ」
シジュウカラやコゲラなどと混群を作っていました。
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4

「アトリ」
群れでいたのですが警戒心が高く、近くで見られたのはこれだけ
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4

Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM

「ルリビタキ」♀タイプ
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4

「マヒワ」
これまた群れでいたのですが、遠い遠い・・・
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4

池からみたアルプスと愛車のパティ子
Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM

裏山の中腹からみた景色

この町に相方の実家があります。

残すは1月3日の探鳥のみになりました。果たしてイスカは、オオマシコは・・・
1月1日は、相方の実家で過ごし、少し離れたところにある氏神様に初詣に行きました。
その途中にある川でカモでもいないかと眺めていると、しきりに潜水を繰り返す2羽の水鳥がいました。距離がありすぎて双眼鏡で見てもはっきりわかりません。 そうこうしているうちに姿を消してしまいました。
私はたいして気にならなかったのですが、相方は気になったらしく、翌日再度探しに行きました。
すると、潜水カモは5羽に増えており、写真に収めて確認すると、ホオジロガモであることが判明。
初めて見ました。相方に感謝です。
「ホオジロガモ」 274種類目
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4

非常に警戒心が高く、少しでも動くと飛び去ってしまいました。


Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM




すべて♀かと思いましたが、嘴がすべて黒い子が1羽いましたので、♂の幼羽(第一回冬羽?)のようです。
この後は、いつもの裏山で懲りずにイスカ探しです。
コウノトリの続きです。
しばらく観察していると、寝床に飛んでいきました。
「コウノトリ」
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4



Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM



他にはコガモとハシビロガモが」いました。
「ハシビロガモ」
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4

Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM


かわいいおしりです。

イスカやオオマシコは見られませんでしたが、満足のいく鳥見になりました。
この後、温泉に入り、相方の実家でのんびり年越しをしました。
しかし今年はほとんど飛来していませんでした。もう一か所にも来ておらず今年は遅れているのでしょうか?
初日ですので、鳥見はあきらめゆっくり実家で過ごすのも良いかと思いましたが、満足できず迷った挙句、車で1時間ほど走ったところに「コウノトリ」が飛来している場所にいってみることにしました。
ここは沼がいくつも点在(約60か所)、川もあり、餌のドジョウなどが豊富であるため、きてくれたのかもしれません。
どこにいるのかもわからないまま、適当に探すことにしました。
怪しいと思っていた沼にはおらず、川沿いをひたすら探すも見つからず夕方になってしまいました。
時間がないため、最後に帰り道にある大きめの沼をみていくことにすると、奇跡的にいたのです。
人っ子一人いない場所でゆっくり観察することができました。
「コウノトリ」273種類目
調べてみますと、日本産のコウノトリはすでにおらず、この子は野生個体と放鳥個体から生まれた子なのです。
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4



近くまできてくれます。


コガモと一緒



Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM



ボウリングのピンのようです。Pリーグを連想してしまいます。

目の周りがピエロのようでとても不思議な子でした。
元気に育てよ~
昨年12月31日~今年の1月4日まで相方の実家の長野へ行ってきました。
今年はは珍しく二人とも休みが重なり、ゆっくり年を越せることができました。
いつものように4日間とも実家の裏山へ探鳥へ行き、夕方には近くの温泉施設へという贅沢な日々でした。(さすがに元旦は午後にちょっとだけ)
今回の目的は「イスカ」です。
ここは、数年前に「モミヤマフクロウ」「レンジャク」に遭遇し、一昨年の冬には「オオマシコ」、昨年の夏には「ハチクマ」「サシバ」の渡に出会えた素敵な場所なのです。
標高800~1000メートルで、池が数か所点在し、周囲には赤松もたくさんなっているのです。
昨年夏にきたときに赤松の木を確認してから、きっと「イスカ」も来るんじゃないかと勝手に目星をつけていたのです。
ですのでずっと冬が待ち遠しかったのです。しかも今年(昨年)は「イスカ」の当たり年といわれており各地で目撃情報が多数あったことから、出会えて当たり前みたいな気になっていました・・・
朝6時に起きて凍った林道をどんどん登ります。スタッドレスも新品ですので安心です。
標高800メートルにある池です。鷹の渡もここでみます。
Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM


深々と降る雪、別世界です。
ただ、野鳥の数がものすごく少ないです。
いつきても大量に出迎えてくれる「ホオジロ」「カシラダカ」の姿もほとんどありません。
昨年いた「ミヤマホオジロ」もメスが一瞬姿を見せてくれたのみでした。
目星をつけていた赤松地帯にもイスカはおろななんにもいません。
たま~に、鳥を見つけてもここの子たちは警戒心が非常に高く、車の中からだろうと近くで観察することはできません。
そんななか、なんとか見つけた鳥たちです。
「シメ」1羽のみ
EOS 7D+EF400mm F4 DO×1.4

「ベニマシコ」
この子たちは
とは10数羽出会うことができました。
EOS 7D+EF400mm F4 DO


Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM

「カケス」
年がら年中いつきてもかならずいます。
EOS 7D+EF400mm F4 DO

「アオゲラ」
すごく遠くですが
Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM

↓

尋常ではないぐらい膨らんでしまいました。
「アカゲラ」
EOS 7D+EF400mm F4 DO

他には、コゲラ、シジュカラ、イカル、カシラダカ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、メジロと出会えました。
イスカはあきらめ、オオマシコを探しに行きますが、オオマシコもいません・・・
まだ、きていないのか、それとも昨年はたまたまきてくれたのか。
続く
この日は全部で300羽程度の渡りでしたが、大自然の中のんびり空を見上げて過ごすのは楽しいものでした。
湖の反対側、アルプス方向です
Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM

識別にはデジスコ必須。(私たちは不覚にもデジスコヲ忘れたため、現地の方が貸してくれました。)
Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM

疲れてくるとこの様にだらけた姿で観察です。
Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM


ここは車で来れるのがいいですね。
遠くて見えないかもしれませんが、鷹柱の出来始めです。
Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM

EOS 7D+EF400mm F4 DO

「サシバ」
EOS 7D+EF400mm F4 DO

「ハチクマ」269種類目
EOS 7D+EF400mm F4 DO


Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM


ハチクマに喧嘩を売るツミ

こうやって見ると大きさの違いがよくわかります。
全体的に遠くて写真撮影には向いていないかもしれませんが、来年も行きたいですね。
忙しくて普段は鳥見に行かなくなってしまいました。
しかし、相方の実家に帰った時や旅行は鳥見がメインになります。
9月末に鷹の渡りに合わせて長野へ3日ほど帰省してきました。
いつも長野へ帰省した時は裏山へ鳥見にでかけます。
この裏山には2つほど湖があり、その1つの湖畔から鷹の渡りが見られるのです。
鷹の渡りで白樺峠は有名ですが、ここも鳥との距離はあるものの数やアクセスのしやすささは負けてはいないそうです。
毎回思うのですが、相方の実家は鳥見にはすごく恵まれた環境なのです。
今回知ったのですが、夏にはアカショウビンもいるんですって。いつか会えるといいな。
仕事が終わり夜に出発です。
途中のサービスエリアから撮った月
EOS 7D+EF400mm F4 DO

さて初日は、相方の幼馴染と再会です。可愛いお姫様を連れてきてくださり、みんなで近くの動物園へいきました。
小さな動物園にも関わらず、かなりの種類の動物が展示されており大満足でした。
一番感動したのは、
「コンゴウインコ」
Kissx7+EF70-300mm F4-5.6L IS USM

「ルリコンゴウインコ」


憧れの鳥ですね。
夕方畑で見つけた
「キジ」♀
EOS 7D+EF400mm F4 DO

子供連れでした。

2日目はいよいよ鷹の渡です。
数日前に数千羽の鷹が渡ったようでちょっと遅かったかもしれません。
6時半頃現地に到着。
すでに2人ほど調査の方たちが来ていました。
渡を待っていると、湖の上空を「ハリオアマツバメ」が1羽旋回していました。
「ハリオアマツバメ」268種類目
EOS 7D+EF400mm F4 DO



いや~ 思いがけない出会いでした。 早すぎてうまく写すことができませんでした。残念
続いて登場したのが
「チゴハヤブサ」

遠いのでシルエットだけ。
続く
長野で探鳥最後の話です。
オオマシコと遭遇してから、裏山を下山し今度は少し離れたところにある、ハクチョウの飛来地に行ってみました。
ハクチョウやカモの数は昨年より少し減っていましたが一羽だけミコアイサがいました。
他のカモは人懐っこいのですが、ミコアイサだけは全然近づいてきてくれません。
それでも、以前河口湖で出会った豆粒ミコアイサよりは近くで観察できました。
「ミコアイサ」
EOS 7D+EF400mm F4 DO

さらに川の周りで「カッカッ」となくジョウビタキに出会いました。
今までジョウビタキをこんな近くで観察出来たことがなかったため、とても嬉しい瞬間でした。
「ジョウビタキ」
EOS 7D+EF400mm F4 DO






カッカッと鳴いた後に必ず尻尾をプルルルッと小刻みに震わすのは何故なのでしょうか?
ずっと見ていても飽きないですね。